最低のエチケット


どこの誰だかもわからない無名の人間が、不特定多数に向けて自分を表現しようとしているのであるならば、
サイトに来てくれた人が少しでも楽しんでくれるよう努力したり、何かの役に立つよう工夫したりするのが、
仮にも表現者としての最低のエチケットではないでしょうか。
こういう主張はたまに見かけるのですが、無名で素人の日記なんかにそこまで読者が期待していると思う根拠が何処から沸いてくるのかというと、寂しがり屋さんだからに他なりません。かまって欲しいので読者に媚びを売るわけですよ。
「つまらないオチを書いておけば少しは人が来る」みたいな、自分の才能の過信が激しいのです。もっとちゃんと読まれることを知ってれば決してやらないようなことを、平気でやるのが素人の怖いところ。手垢にまみれた自虐ネタはいい加減にやめろと叫ぶと自分に帰ってきてしまうという呪い。
そうやって8年を過ごしてきた私が言うのですから間違いありません。
ちなみに、私にとって自意識過剰で自己主張が激しいのは男性の方が多いという印象です。女性の生活日記はエロ語りでもない限り、とても謙虚だと思います。